2014年5月29日木曜日

CentOSでJavaをインストールする方法まとめ

CentOSでJavaをインストールする方法を各種紹介します
それぞれのインストール方法でJAVA_HOMEを設定するところまで紹介します
どれでも最終的にJavaをインストールすることができますがインストールの過程や内容が大きくことなるので
自身の環境にあったインストール方法をお選びください
また、CentOSのバージョンは 5 or 6 系であることを想定しています

■yumインストール
方法としては最も簡単な方法になるかと思います
注意していただくのは、CentOS の base リポジトリにある Java は「OpenJDK」になります
Oracle が提供する公式のJavaではありません
tools.jar などを利用してJavaのコンパイル、開発がしたい場合は「-devel」がつくパッケージもインストールしなければなりません
メリットは非常に簡単にインストール・アンインストールできところかと思います
デメリットはリポジトリにあるバージョンが自動でインストールされるので好きなバージョンを選べません
(ほしいバージョンがおいてあるリポジトリを追加すればインストール可能ではありますが。。)

・インストール方法
yum -y install java-1.7.0-openjdk-devel java-1.7.0-openjdk

※openJDKのバージョンは1.5から1.7まで選択できます(2014/05/27現在)

・JAVA_HOME設定方法
export JAVA_HOME="/etc/alternatives/java_sdk"
または
export JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/java-1.7.0"

※「/etc/alternatives」や「/usr/lib/jvm」配下にシンボリックリンクがたくさん作成されているようですが
java で始まるディレクトリを選択すればOKです(jreで始まるディレクトリはjreなのでコンパイル等ができないので注意してください)

■rpmインストール
ネット上で配布されているrpmファイルをダウンロードしてマシン上でrpmコマンドを使ってインストールする方法です
yumコマンドを使ったインストールとの違いはyumコマンド配下では管理されずrpmコマンドのみで管理される点かと思います
また、rpmコマンドでインストールする場合は「--prefix」というオプションを使ってインストール先のディレクトリを選択できます

Oracleが公式で提供しているrpmパッケージもあります
同様にOpenJDKのrpmパッケージや誰かが作成した自作Javaのrpmパッケージ等も(探せば)あります
今回はOracleが公式で配布しているrpmを使ったインストール方法を紹介します

rpmを配布しているOracle公式サイトにアクセスします
Accept License Agreement にチェックし「jdk-7u55-linux-x64.rpm」をダウンロードします
※32bitOSの場合はx86のほうをダウンロードしてください
ダウンロードしたらrpmをインストールするマシンにwinscpなりで転送してください

・インストール方法
rpm -ivh jdk-7u55-linux-x64.rpm

※インストールされてディレクトリを確認する方法は「rpm -qli jdk-1.7.0_55-fcs.x86_64」で確認できます
※特に「--prefix」を指定しない場合は/usr/java/jdk1.7.0_55/にインストールされていました

・JAVA_HOME設定方法
export JAVA_HOME="/usr/java/jdk1.7.0_55/"

■バイナリインストール
バイナリインストールと記載しましたが、configureしてmakeする流れでなく
あらかじめコンパイルされたバイナリを配置してインストール完了とする方法です
tar.gzで圧縮されたファイルを解凍して、好きな位置に配置してインストール完了です
メリットとして好きなバージョンを選択してインストールできるのとインストール先も自由に選択できます
デメリットとしてはパッケージ管理コマンドでは管理されないので、インストール済みのパッケージ一覧にでないほか
どこにインストールしたかとかアンインストールする場合はディレクトリごと削除(またはrename)するなど管理に手間がかかります

rpm同様、Oracleが提供するバイナリを利用します
バイナリを配布しているOracle公式サイトにアクセスします
Accept License Agreement にチェックし「jdk-7u55-linux-x64.tar.gz」をダウンロードします
※32bitOSの場合はx86のほうをダウンロードしてください
ダウンロードしたらrpmをインストールするマシンにwinscpなりで転送してください

・インストール方法
tar zvxf jdk-7u55-linux-x64.tar.gz
mv jdk1.7.0_55/ /usr/local/
cd /usr/local/
ln -s jdk1.7.0_55/ java

・JAVA_HOME設定方法
export JAVA_HOME="/usr/local/java"
export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin

※バイナリインストールの場合、PATH上に java コマンドがないので登録します

以上です
どれが一番いいんだ?という疑問があるかと思いますが正直好みかと思います
あとは環境に依存するかと思われ、マシン自体がグローバルネットワークに出れない場合はyumインストール方式は取れないので
rpmやバイナリ方式になるかと思われます
(厳密にはグローバルに出れなくてもyumインストールする方法もありますが。。。)

個人的には好きなバージョンをインストールできるのでバイナリ方式をよく利用します
また、今回紹介した方法以外にもあるかと思いますので参考程度に見ていただけると助かります

0 件のコメント:

コメントを投稿