概要
Apple の新しいWireless キーボードである Magic Keyboard を Windows7 で使ってみたのでその設定方法について紹介します
環境
- Windows7 64bit
- Apple Magic Keyboard US配列
- Bluetooth レシーバ
Magic Keyboard を接続する
とりあえず Windows7 と接続して使えるようにしてみましょう
1. Windows7 に USB の Bluetooth ドングルを接続する
USB のレシーバを接続すると自動でドライバのインストールが始まるのでインストールが完了すれば OK です
2. Magic Keyboard の電源を ON にする
Magic Keyboard の電源は側面上部にあります
スライド式で右にスライドすると電源が ON になります
電源が ON なのか、充電状況はどうなのか、充電中なのかをどうやって確認すればいいのかがわかりませんでした
とりあえず購入した直後は Lightning ケーブルを挿して充電しながら作業しました
3. Magic Keyboard を Windows7 に認識させる
あとは Windows7 側でスキャンしてキーボードを接続すれば OK です
ドングルが使えるようになるとタスクトレイに Bluetooth のアイコンが出現します
アイコンを右クリックして「デバイスの追加」を選択します
デバイスの追加画面になるとスキャンが始まります
先ほど Magic Keyboard の電源を ON にしているのでしばらくすると Windows7 が Magic Keyboard を認識すると思います
認識したらデバイスを選択して「次へ」を選択します
PIN コードを確認する画面になります
どうやら Magic Keyboard とペアリングする場合は Magic Keyboard 側で発行されている PIN コードを Windows7 で確認する感じみたいです
とはいえ、 Magic Keyboard 側で発行されている PIN コードが何かわからないのでとりあえず「次へ」を選択すれば大丈夫です
これで Windows7 と Magic Keyboard のペアリングは完了です
おそらくこの段階でキーボードとして使えるようになっていると思います
US 配列用の設定
自分の場合 Windows7 側の PC はノート PC でキー配列は日本語配列のキーボードになっています
なのでこの状態で US 配列の Magic Keyboard を接続すると日本語配列として認識されてしまいます
自分は US 配列として Windows7 に認識させるために yamy を使っています
プラス Magic Keyboard をより Windows7 で使いやすくするために以下の設定を追加しました
※ Caps <- -> Ctrl の切り替えは別のキーマップツールを使っています
mod windows -= LeftWindows
mod alt += LeftWindows
key *LeftWindows = *LeftAlt
def subst *RightWindows = $ToggleIME
def subst *RightAlt = *Insert
これを 104on109.mayu ファイルに追記してあげています
やっていることは以下の通り
- 左 Command ボタンを Alt キーに変更
- 右 Command ボタンを IME 切り替えトグルに変更
- 右の Alt キーを Insert キーに変更
その他困ったことなどをメモ
Windows キーを押したい場合
今回の yamy で左右の Command キーを別のキーに割り当てたので Windows キーがなくなってしまいました (デフォルトだと Command キーが Windows キーに割り当てられている)
どうしても押したい場合は別のキーに割り当てるしかないと思います
ただ、複合キー (別のキーと一緒に押すこと)にするとなぜか Windows キーとして認識されるみたいで Command + r でファイル名実行が起動しました
-> 「def subst *LeftWindows = ESC」だとその挙動になりましたが、Alt キーにバインドするようになってからできなくなりました
ただ、右 Command + r は動作するので、それで代用するといいと思います
( おそらく、キーのバインドの定義によって同時押ししたときには、変更を反映させないみたいな定義方法があり、それで定義しているためだと思います、、、詳しくは調べてみないとわからないです、、、すいません)Delete キーが BackSpace になっているため Delete キーがない
本来であれば Mac の挙動として Fn キー+ Delete キーでカーソルの後の文字列も消せるのですが、どうやら Fn キーがうまく動作していないみたいでそれができません
https://discussions.apple.com/thread/7283262?tstart=0
場所的には Eject キーが Delete キーの場所としてピッタリのなのですが、 Eject キーもうまく認識されず置き換えもできない状況でした
なので、これもやろうとしたら別の使わないキーに Delete を割り当てる必要がありますInsertキーがうまく動作しない
動作するようになりました
def subst *RightAlt = Insert
↓
def subst *RightAlt = *Insert
と記載する必要がありました
理由は不明ですがうまく動作しませんでした
うまく動作しないというのは具体的に Cygwin 上での話なのですが、Cygwin 上で Shift + Insert は貼り付けなのですがそれがうまく動作しませんでした
キーを押した時の挙動だとちゃんとInsertとして認識されているみたいなのですが、Shift と合わせて押すと意図した動作になりませんでした
感想
やはり Mac 用に作られたキーボードなので思い通りに動かない部分はある感じです
特に US 配列の Magic Keyboard を Windows で使うとキーが足りずに普段使わないキーに使いたいキーを割り当てるなどしないとダメだと思います
そうなると本当はいつもそこにあるキーが、Magic Keyboard で作業するとないということになり逆に作業効率が下がるような気もします
とは言えキーストロークは最高です
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