概要
CentOSの6.6にnginxをインストールしてみました
nginxの安定ビルドの最新版をyumでインストールします
環境
- CentOS 6.6 64bit (Final)
- nginx 1.6.2 stable
インストール
リポジトリの追加
rpm -Uvh http://nginx.org/packages/centos/6/noarch/RPMS/nginx-release-centos-6-0.el6.ngx.noarch.rpm
CentOS6用のリポジトリを追加します
5系や7系をお使いの場合はインストールするリポジトリも異なるので気をつけてください
リポジトリを削除したい場合は
rpm -e nginx-release-centos-6-0.el6.ngx.noarch
で削除できます
nginxのインストール
yum clean all
yum -y install nginx
でインストールは完了です
ついでにバージョンも確認してみます
nginx -V
nginx version: nginx/1.6.2
built by gcc 4.4.7 20120313 (Red Hat 4.4.7-3) (GCC)
TLS SNI support enabled
最新版は1.7系ですが、yumでインストールした場合は安定版がインストールされるようです
起動
service nginx start
停止はstopにすればOKです
yumでインストールすると起動用のスクリプトも作成されるのでserviceコマンド経由で起動できます
とりあえず起動してhttp://hostname/にアクセスすると「Welcome to nginx!」という見出しの画面が表示されると思います
設定ファイル
主な設定ファイルだけ紹介します
- /etc/nginx/nginx.conf
nginx全体の設定を管理します
デフォルトでは起動するユーザや起動するワーカーの数、ログの場所などが設定されています
nginx全体の設定を変更したい場合にはこのファイルを修正します - /etc/nginx/conf.d/default.conf
80番ポートでLISTENするhttpの設定を管理します
このファイルはnginx.confから呼び出される設定ファイルです
デフォルトではconf.d配下に各ポートごとの設定ファイルを配置することで各ポートごとの設定を管理します
nginxはブロックと呼ばれる単位で設定を記載していきます
server
ブロックが80番などのポートでLISTENするための設定になります
また、ルートにアクセスした際のコンテンツを管理しているデフォルトのディレクトリ(所謂、ドキュメントルート)ですが/usr/share/nginx/html
になっています
この配下にindex.htmlがありこれがルートアクセス時にこれのindex.htmlが表示されています
その他の基本的な設定を知りたい場合はビギナーズガイドを見たりググったりすればある程度わかると思います
設定の再読み込み
例えばLISTENするポートを81番に変えたいとします
default.confのlisten
の部分を81に変更します
diff default.conf default.conf.back
2c2
< listen 81;
---
> listen 80;
設定を変更したら
nginx -s reload
とすることで再起動をせずに設定を再読み込みすることができます
試してに80番ポートにアクセスしてみるとアクセスできずに81番だとアクセスできることが確認できると思います
http://hostname:81/
最後に
今回の紹介は以上です
単純にインストールしただけでしたが、nginxは他にも便利な機能をたくさん持っているので興味のある方は調べてみるといいと思います
自分も(今更ですが)別の機能を試したらまた紹介したいと思います
Tips
- シンボリックの参照を追従する方法
/etc/nginx/conf.d/default.conf に以下を追記し設定を再読み込みする
server {
disable_symlinks off;
...
}
参照元のファイルへのディレクトリがすべてnginxのワーカープロセスから読み込み可能であること(644や755になっていること)
対象のファイルだけではなくディレクトリも含めてすべてであることに注意
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