概要
過去に試してみたのですが改めてインストール手順をまとめてみました
前回はChefでレシピからインストールしましたが今回はChefを使わずコマンドベースで順次インストールしてみました
環境
- CentOS 6.6 64bit (Final)
- RabbitMQ 3.4.4
- erlang R14B04 (5.8.5)
インストール
erlangのインストール
RabbitMQを使うためにはerlang R13B-03以上が動作する環境が必要です
erlangのパッケージはEPELで公開されているのまずEPELのリポジトリを追加します
EPELリポジトリの追加
rpm -Uvh http://download.fedoraproject.org/pub/epel/6/i386/epel-release-6-8.noarch.rpm
インストールするバージョンに気をつけてください
RabbitMQの公式からもリンクされているページに各バージョンごとのEPELリポジトリのインストール方法が記載されているので確認してください
erlangパッケージをyumでインストール
yum clean all
yum -y install erlang
大量の依存性解決が発生すると思います
インストールが完了したらバージョンが表示されることを確認してください
erl -version
Erlang (SMP,ASYNC_THREADS) (BEAM) emulator version 5.8.5
erlangのインストールはこれで完了です
RabbitMQのインストール
rpmコマンドでrabbitmq-serverのインストール
公式で公開されているrpmを使ってrabbitmq-serverをインストールします
バージョンは変更している可能性があるので公式で適宜確認してください
rpm -Uvh https://www.rabbitmq.com/releases/rabbitmq-server/v3.4.4/rabbitmq-server-3.4.4-1.noarch.rpm
インストールが完了するとrabbitmq-server
やrabbitmqctl
というコマンドが使えるようになっています
バージョンを確認してみましょう
一度起動する必要があります
service rabbitmq-server start
rabbitmqctl status | grep running_applications
{running_applications,[{rabbit,"RabbitMQ","3.4.4"},
起動スクリプトも作成されているので必要であればchkconfigでrabbitmq-serverをonにしてください
chkconfig rabbitmq-server on
起動
バージョンを確認するのに起動していると思いますが以下のコマンドで起動できます
停止する場合はstopにします
service rabbitmq-server start
管理画面を表示するプラグインの追加
これはインストールしたら絶対にやったほうがいいと思います
RabbitMQにはプラグイン機構がありプラグインを有効にするだけで簡単に機能を追加することができます
rabbitmq-plugins enable rabbitmq_management
service rabbitmq-server restart
プラグインをenableにしたらrabbitmq-serverを再起動しましょう
rabbitmq-plugins list
というコマンドを実行すれば現在有効になっているプラグインの一覧を確認することができます
guestユーザでログインできるように設定する
いつからのバージョンからかデフォルトで用意されているguestユーザがリモート環境からアクセスできずlocalhostからのみアクセス可能になっていました
セキュリティの観点からだと思いますが/etc/rabbitmq/rabbitmq.config
に以下を記載することでguestユーザがリモートからアクセスできるようになります
[{rabbit, [{loopback_users, []}]}].
設定ファイルがない場合は作成してOKです
記載したらrabbitmq-serverを再起動しましょう
管理画面にアクセスしてみる
管理画面が有効になっているか確認してみましょう
http://hostname:15672/
にアクセスします
認証画面が表示されるのでUsernameとPasswordに guest/guest と入力してください
デフォルトで作成されているguestアカウントでログインします
ログインできればあとはここからキューを作成したりメッセージを飛ばしたりすることができます
とりあえずこの管理画面を表示するまでがインストールの一覧の流れかなと思います
最後に
紹介は以上です
過去に紹介した記事と同じような内容になってしまいましたがguestユーザのACLに関しては前回紹介していなかったと思います
おそらくChefのレシピでインストールしてもyumとrpmを使っていると思いますがちゃんとインストール方法を理解しておくのも大事かなと思います
0 件のコメント:
コメントを投稿