2020年6月6日土曜日

夏だしエアコンの掃除をしましょう

エアコンの掃除は業者さんに頼むと 1万円/1台くらいします
業者さんほどキレイにできませんが自力でも結構キレイにできました
方法としては可能な限り解体して水洗いする感じです
今回は自分なりの掃除方法を紹介します
また各種工程の大変さも星5つで紹介します

使う道具

まずは使う道具を紹介します
エアコンクリーナ的なスプレーは使いません

  • ゴミ袋
  • 拭くもの (濡れティッシュ (今回はおしりふき)、アルコール綿)
  • ティッシュ
  • プラス/マイナスドライバ
  • 手袋
  • 爪楊枝 or 割り箸

とにかく拭いてキレイにするので拭けるものがあえば何でも OK です
爪楊枝は手の入らない細いところを拭くために用意しているので割り箸など他のものでも OK です

あとここにないので使ったのは「掃除機」と「台座」くらいです
エアコンが高いところにあるので脚立の台座は必要になります

所要時間

だいたい 3 - 4 時間くらいかかります
慣れてれば 2 時間くらいで終わるかもしれません

掃除するエアコン

今回掃除するエアコンは Panasonic の CS220-CF という型になります
調べてみると Panasonic や東芝は同じような構造になっているようなので今回の手順や流れは流用できると思います

解体開始

まずは解体できるところまで解体します
さすがに完全には解体しませんが各種パーツを水洗いできるところまでは解体します
また解体する前に必ずコンセントは抜いておきましょう

前面パネルを外す

大変さ: ★

全面パネルを完全に開いて外します
左右に引っかかっているところがあるので外側から押して外します
少し力が入ります

エアフィルタを外す

大変さ: ★

パネルを開くとエアフィルタがあるので外します
これは簡単に外せます
上に上げてツメの部分がはずれれば後は引っ張って外すだけです

ルーバーを外す

大変さ: ★★

ルーバーは全面にある電源を入れたときに開く扉みたいなやつです
まずは水平になるまで手で開けます
すると左右と真ん中でツメのような部分に引っかかっているので右から押して外します
順番的には「真ん中」->「左」->「右」で外します
元に戻すときは逆の順番ではめます

左は引っかかっている感じなので引っ張って外しましょう

右の部分はモーターと連動しておりすべりをよくするためにベアリングがあります
ルーバーは水洗いするのでベアリングは外しておきましょう

バーチカルフィンを外す

大変さ: ★

バーチカルフィンはルーバーが上下に風をコントロールするのに対して左右の風をコントロールするものです
これも簡単に外せます
基本は下に引っ張れば外せますがはずれない場合はマイナスドライバを挿し込んでテコの原理で下に外すようにすれば外れます
5 箇所くらいハマっている部分があるのですべて引っ張って外せばバーチカルフィン自体が外れます

本体カバーを外す

大変さ: ★★

まずはネジがあるので外します
普通のプラスドライバで大丈夫なはずです
今回のエアコンは 3 箇所ネジがありました
エアコンによっては 4 箇所ほどネジがある場合もあるようです

左下に一箇所と

右下に一箇所

あとは回路を保護するカバーの部分にも一箇所ありました

すべてのネジが外れたらあとは下から持ち上げて本体カバーを外します
写真では見えませんが上の部分にツメがありそこに引っかかっている場合もあるのでうまく外れない場合は頑張って上の部分を覗いてツメが引っかかっている確認しましょう

本体カバーの回路の保護カバーの裏部分に金属のカバーがあるのでこれも外しておきます
水洗いするので錆びないようにするためです

本体カバーが外れました
今回解体するのはここまでです
ここから掃除タイムです

掃除

本題の掃除です
ここでどれだけ頑張れるかが重要です

空気が出るところ

大変さ: ★★

どうやらここにはカビが溜まりやすいようです
黒い点のようなものはカビなのでガンガンこすって拭いてキレイにしましょう
バーチカルフィンを外していれば手が入るので掃除しやすいと思います
自分はアルコール綿を使って掃除しました

意外と奥のほうまで汚いので手が入るところまで頑張って掃除しましょう
割り箸だと固くて奥まで入りませんが曲がってかつ細長いのがあれば更に奥までキレイにできると思います

内部ファン

大変さ: ★★★★★

おそらくこれが一番大変です
そしてこれが一番重要だと思います
エアコンの風が出る部分でもし匂いが臭い場合はここのファンが非常に汚れている可能性があります
ファンなので一枚一枚羽のようになっているので丁寧に拭きましょう

羽の奥まで掃除したい場合は爪楊枝や割り箸に拭くものを固定して奥まで挿し込んで拭くと良いと思います
どんだけ拭いても正直ずっと真っ黒けっけですが根気よく拭けば拭くほど効果あるはずです
自分は体力の限界が近かったのでとりあえず表面に見えている白いホコリがなくなるまで拭きましたが、おそらく見えてない奥のほうはまだホコリが残っていたと思います

熱交換器

大変さ: ★★★

最後に熱交換器です
ここはよくエアコンクリーナなどを吹きかける部分ですが今回は使わないので掃除機や爪楊枝などを使って頑張ってホコリを取っていきます
ここもかなり根気がいりますが頑張って取りましょう

自分は主に掃除機でホコリを取りました
これは掃除後ですがこれくらい取れれば大丈夫かなと思います
エアダスターなどを使ってもいいのかなと思いましたが逆にホコリを中に押し込んでしまうような気がしたのでやめました

外枠、その他

エアコンの上の部分などは手を伸ばして拭きました

わかりにくですが手前に溝があってのそこも指を突っ込んでキレイにしました
とにかく見える部分はキレイにするべきです

水洗い

あとは外したパーツを全部水洗いします
ルーバーやバーチカルフィンはかなりカビが付いていると思うので念入りに洗いましょう
自分は全部風呂に持ち込んでバスマジックリンでこすって洗いました
KARCHER などの高圧洗浄機がある場合はそれでも良いと思います

写真は全部水洗い後なのでピカピカです

元に戻す

水洗いしたパーツが乾いたらあとはパーツを元に戻すだけです
基本は外した順番と逆で戻していけば OK です

本体カバーを取り付ける際に外した金属カバーは忘れずに戻しましょう
あとはネジを 3 箇所止めれば OK です

バーチカルフィンは下から上にはめ込めば OK です
前後の向きがあるのでそれだけ間違えないようにしましょう

ルーバーは外したときのように水平にして取り付けます
取り付けは「右」->「左」->「真ん中」の順番が良いと思います
写真にはないですが右側は忘れずにベアリングを取り付けましょう

エアフィルタは簡単です
上の部分を挿し込んであとはツメの部分で固定すれば OK です

で最後に全面パネルを取り付けます
開いた状態で左右の引っ掛ける部分をはめ込めば OK です
外すときに外側に力を入れたので戻すときは逆で内側からはめれば OK です

完成

アフターです
写真だとわかりにくいですがかなりキレイになりました

ルーバーからバーチカルフィン、吹出口にかけて見えていたカビはほとんでなくなっています

全パーツもとに戻したら電源を入れて動作確認しましょう
あと匂いがするかも確認すると良いと思います

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感想

やってみて損はなかったです
匂いも消えて安心感もある程度は増えます
ただ目に見えていない部分はどうしても掃除できないのでそこは気になります
無料でかつ個人でやるとこれくらいが限界なのかなと思います
あとは養生テープとエアコンクリーナを使って液体になる掃除もできますがいろいろと怖いのでやはりそこは業者に頼むのが無難な気がします

とりあえず今回紹介した掃除をやってみてから業者に頼んで残りどれくらいの汚れが残っていたか検証するのもありかなと思います

1 件のコメント:

  1. あとから気づきましたが、右のモータを外してドレンパンを外し更に内部のファン (シロッコファン) もネジを外せば取れるのでそれらも取り外して水洗いしたほうが良いです

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