2012年7月17日火曜日

【Zabbix】CentOSへのZabbixインストール方法と初期設定方法

20150306

  • 記事をmarkdownに書き換えたためフォーマットも変更しました
  • MySQLをインストールする手順を追記しました
  • MySQL5.6で文字コードをUTF8にする手順を追記しました
  • ZabbixServer 2.4の場合のスキーマファイルのパスとインポート方法を追記しました

概要

CentOSにZabbixをインストールする方法を紹介します
公式が提供するリポジトリを使ってyumでインストールする方法を紹介します

環境

  • CentOS 5.8 64bit
  • Zabbix1.8.13

インストール

Zabbixのインストール

リポジトリを追加してyumインストールするだけです
リポジトリを追加するためのrpmはLinuxのバージョンとアーキテクチャにより異なるので環境にあったものをインストールしてください

rpm -ivh http://www.zabbix.jp/binaries/relatedpkgs/rhel5/i386/zabbix-jp-release-5-5.noarch.rpm

yum clean all
yum install zabbix zabbix-agent zabbix-server zabbix-server-mysql zabbix-web zabbix-web-mysql

MySQLのインストール

こちらもMySQLの公式が提供するリポジトリを使ってyumインストールします
mysql-community-release-el5-5.noarch.rpmを公式からダウンロードしてきましょう
ダウンロードはOracleのIDがなくてもダウンロードできます
ダウンロードしたらCentOS上にSCPやらで転送してください

rpm -ivh mysql-community-release-el5-5.noarch.rpm

yum clean all
yum -y install mysql-community-server.x86_64

でOKです
CentOSのBaseリポジトリで提供されているMySQLをインストールしてしまうと5.1系がインストールされてしまいます
またその場合のパッケージ名はmysqlになります
yum -y install mysqlすると古いバージョンがインストールされてしまいますので注意してください

インストールするパッケージ名を確認したい場合は
yum search mysql --disablerepo '*' --enablerepo mysql
等で公式からダウンロードするべきパッケージ名を把握することができます

各種初期設定

MySQLを含めZabbixの構築に必要な初期設定手順を紹介します

MySQLの設定

MySQLの文字コードをUTF8に変更

この設定は必須というわけではありません
必要に応じて実施してください

/etc/my.cnf[mysqld]の部分をにUTF8を使うように追記します
必要に応じてバックアップを取得しておくといいです

[mysqld]
datadir=/var/lib/mysql
socket=/var/lib/mysql/mysql.sock
user=mysql
old_passwords=1

default-character-set=utf8 # ここを追加、文字コードをUTF8に変更
#character-set-server = utf8 # MySQL5.5以上の場合はこちら
skip-character-set-client-handshake # サーバに合わせてクライアント側もUTF8に変更

[mysqld_safe]
log-error=/var/log/mysqld.log
pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid

他の設定(bufferサイズ等)は自身のインストールするマシンのスペックと相談して決めるといいでしょう

設定を変更したら起動してユーザを作成します

ユーザの追加

まずは起動します

service mysqld start

起動したらrootユーザでパスワードなしでログインしましょう

mysql -u root

mysqlプロンプトになったらgrantコマンドを使って「zabbix」ユーザを追加します
今回はパスワードもzabbixに設定しています

mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost identified by 'zabbix';
mysql> flush privileges;

「zabbix」データベースの作成とスキーマの適用

監視用のデータを保存するためのデータベースを作成します
スキーマ情報はyumでインストールしたパッケージの中に含まれています

mysqladmin create zabbix --default-character-set=utf8
mysql -u root zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-1.8.13/schema/mysql.sql
mysql -u root zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-1.8.13/data/data.sql

ZabbixServerが2.4の場合はスキーマファイルのパスとファイル名が変更されていました
以下のように実行してください

mysql -u root zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.4/create/schema.sql
mysql -u root zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.4/create/images.sql
mysql -u root zabbix < /usr/share/doc/zabbix-server-mysql-2.4.4/create/data.sql

Zabbixの設定

ZabbixServerの設定ファイルを確認

/etc/zabbix/zabbix_server.confを編集します
最低限確認が必要な項目は

  • DBUser=zabbix
  • DBPassword=zabbix

になります
MySQLおよびZabbixServerがlocalhostで同居して動作させるならその他の設定はそのままでも動作しますが、例えばMySQLは別ホストという場合は「DBHost」や「DBPort」の項目をlocalhost以外に修正してください

ZabbixAgentの設定確認

ZabbixServer上で動作するZabbixAgentの設定ファイルも確認しましょう
設定ファイルは/etc/zabbix/zabbix_agent.confにあります
特に設定変更が必要な箇所はないので問題なければservice zabbix-agent startで起動しましょう

ZabbixServerの初期化

ZabbixServerの初期化はWebUIから実施します
まずはZabbixServerおよびhttpdを起動します

service zabbix-server start
service httpd start

ZabbixServerは10051ポートでLISTENしhttpdは80でLISTENします

http://localhost/zabbix/ にブラウザでアクセスします

各ページで必要な情報を入力します
ポイントは以下の通り

  • DBの設定の部分ではID/PW、zabbix/zabbixを作成しているのでそれを入力します
  • DB接続のテストもできるのでやっておくといいと思います、接続エラーになる場合はACL等やFWの設定を確認してみてください
  • WebUIへのログインはデフォルトで準備されているユーザ「admin/zabbix」でログイン可能です

特に問題なく初期化できると思います
ダッシュボードが表示されたら設定完了です


あとはバシバシ監視対象を追加していけばOKです

参考サイト

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